草食系男子は結婚に興味は無いのか?

ここまでの草食系男子の特徴を見ていると、女性であれば思う事はあるでしょう。
女性で無くても草食系男子の周りに居る人ならば、こう考えます。

「草食系男子はそもそも結婚事態をする気はないの?」

確かに草食系男子は婚活などに積極的な姿勢を見せる事は少なく、
例えば周囲が結婚に向けて動いていたりするとそれに触発されそうなものですが、
草食系男子はお見合いパーティーの口コミなどを見ても、
淡泊な反応を返しがちです。

そうなれば「この人って優しいけど、結婚する気は無いのかも…」と女性なら思ってしまい、
理想の男性だとしてもアプローチを諦めてしまう事があるかもしれません。
ですが、それは多少早計と言えるかもしれません。

 

草食系男子の恋愛学 (MF文庫 ダ・ヴィンチ も 2-1)

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まず先にお話しした通り、豊かになった娯楽や趣味などが恋愛への関心を逸らしてしまいがちで、
それが草食系男子の増加に繋がった事はご存じだと思います。
では、そこから派生する事実とは何か?

それは『趣味などに没頭するあまり、結婚を後回しにして機会を減らしている』という事実です。
ここでは趣味と表記しましたが、もちろん仕事に置き換えて考える事も可能です。

女性以上に男性に見られる傾向として、夢中になったものをひたすら追いかける、という特徴があります。
分かりやすい例えで言えば、女性ならパソコンを与えられてもただ必要な機能を使うだけという方が多いのに対し、
男性であれば自分が使いやすいように、同時に自分が求める機能を得る為に、
その操作を習得しようとしたり、必要な情報検索に没頭したりする方が多いのです。
そして、それこそが草食系に男性が多い理由です。

女性にとっては恋愛が第一になりそうでも、男性は打ち込む物があればそちらに意識を向けがちなのです。
古来の狩猟本能の一部が関係しているとも言われますが、現実的にそうですよね。

つまり、打ち込むべき物が増えた現代においては男性はそちらに向かってしまい、
必然的に草食系と呼ばれる男性が増えて、結婚の機会を自ら減らしてるのです。
意図的であるにせよ無いにせよ、草食系男子が好む自由な時間が恋愛以外に向けられると、
女性としては複雑ですよね。

但し、間違ってはいけないのが
『結婚の機会が減っていても、結婚が嫌というわけではない』という事です。
草食系男子でも恋愛に疎いだけであって、興味が全くないという人は少ないのです。
女性はその点を考慮して、草食系男子の関心をある程度自分に向けてもらうようにするといいでしょう。